病的肥満と減量手術+糖尿病の外科治療

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surgical therapy in diabetes

あのKONISHIKIさんも参加!・・ヘナセのクリスマスパーティー・・・

みんなで支える病的肥満の外科治療

減量手術後のサポートグループ  Christmas Party with KONISHIKI

konishiki2008年12月6日、東京の四谷メディカルキューブ、減量外科チーム主宰の減量手術の患者さんたちのサポートグループのクリスマスパーティーが開催された。沖縄からわれわれの施設の減量スタッフ4人(臨床心理士、栄養士、看護師、外科医)も特別に参加させていただけることになった。

サポートグループってなんだろう・・・そう、あまり聞き慣れないことだと思う。日本の医療は病院で診察したり薬を出したり、そして手術をしたりはするわけだけれども、患者さんと主治医その他の病院スタッフとのコミュニケーションはあっても同じ治療をしている患者さん同士の情報交換は極めて希薄である。確かに健康上の問題は個人情報の中でもトップに位置づけられる事柄だと思う。陰の部分が多くなるべく人に知られたくない・・そういう感覚がふつうだと一般には捉えられていhulaheartる。だから患者さん同士が情報交換や助け合いをする場面は極めて希である。名称は適切であるかどうかは分からないが、いわゆる”患者会”なるものは極めて少ない。僕の知る限りにおいては「乳癌」と戦っている患者さん達の会である”あけぼのの会”や糖尿病の患者さんの会、血液透析の患者さんの会、炎症性腸疾患の患者さんの会、大腸ポリポーシスの患者さんの会、などのように極めて限定的なものとなっている。同じ病気で戦う人にとって患者さんがしか知り得ない数々の辛さや治療方法に関する情報、いい病院の情報?、各々の問題点の乗り越え方などを共有することによって、患者さんたちが多くの困難性をのりこえるための手助けとなることが期待されている。病的肥満の治療においてもそれは例外ではない。手術は確かに効果的だが一生戦い続けることが必要な慢性疾患である。手術後のいろいろな問題点を患者さん同士で共有して長いレースを走り抜くことがいい結果をだすためには重要である。だから、サポートグループに参加しない場合は手術を受けることが出来ないというのが一般的である。さて、今回の「ヘナセ」RENASCERなる聞き慣れない言葉はポルトガル語で『もう一度生きる』(再生)という意味だと聞いている。減量手術(肥満手術)を受けた患者さんは1年もしないhula6.jpgうちに数十キログラムの減量が得られ、その体重はもちろん、体型、健康状態、そして生活スタイル、人間関係まで急激に変貌する。病的肥満(高度肥満)の殻のなかに閉じこめられていた人生が、手術によってその殻を破り新しい人生が始まる・・・そういうことを減量手術を受けた患者さんたちの多くは感じている。このヘナセなる会の名前は手術を受けて”もう一度生きる”ことになった患者さん自身が命名したと聞いている。毎週のように会は行われるけれども、年に1度は12月にクリスマスパーティーを行うことが恒例になっている。今年はあの元大関の小錦、改め"KONISHIKI"さんも参加した。ご存じのようにKONISHIKIさんは2008年2月にハワイで”腹腔鏡下ルーワイ胃バイパス術”を受けたことを自身のブログで紹介している。その後の順調な減量の様子はブログやテレビ番組でも紹介されており多くの人が知っていることだろうと思う。KONISHIKIさんは日本でこの手術が受けられることは後になって知ったとのことである。四谷メディカルキューブの減量スタッフと交流するうちに今年のクリスマスパーティーをKONISHIKIさんの店で開催させていただくことになった。東京ドームの隣にあるハワイアン料理の店には四谷メディカルキューブの減量スタッフとKONISHIKIさん、そして手術を受けた患者さん、そしてそのご家族が多く参加した。美味しい料理やドリンクを摂りながら、いろいろなゲームの他にも術後の患者さんの成功体験などのスピーチもあった。KONISHIKIさんからも病的肥満の肉体的、社会的な辛さ、手術のこと、手術後の体の変化なhula4.jpgどについて多くのお話があった。手術後わずか10ヶ月で100kg以上の減量が得られたことやその後の生活の変化なども話してくれた。そして手術を受けて本当によかったので糖尿病などが発症してしまった相撲界の友人にも手術を勧めているとのことであった。多忙を極めるKONISHIKIさんであり約30分の参加予定であったが時間を延長してこの会が終わるまでの2時間も参加していただいた。スタッフも手術を受けた患者さんたちも勇気づけられ、多くのことを学ばさせていただきました。本当にありがとうございました。(2008.12.8)