operationg room

減量手術を考慮する基準

手術治療は最終手段 the Last Resort

手術の効果は確実だが無視できない術後合併症の可能性もある

最後の楽園高度の肥満症(病的肥満 Mobid Obesity)はとても治療が困難な病気です。多くの患者さんは数々のダイエットやエクササイズに挑戦し多かれ少なかれ一定の結果は出しますがほとんどが減少させた体重を継続できず、いわゆる”リバウンド”を経験します。その結果、ダイエット前よりも体重が増加してしまうことも希ではありません。減量手術は他のあらゆる手術以外の可能な減量治療をしたにもかかわらず不成功に終わった人のみが候補者となりえます。減量手術は美容を目的とするものではありません。健康で質が高くより長い人生を歩めるようにすることが目的です。矛盾すると思われるかもしれませんが体重を落とすことは結果であって主な目的は肥満に関連する健康障害を取り除くことです。減量手術は効果は確かに確実ですが決して楽に体重を落とす手段ではありません。重篤な合併症、時に手術に関連して命を落とす危険性さえあります。手術の原理、効果、危険性、手術後の生活等について全て理解した患者さんのみが手術治療の入り口へ立つ資格を得ます。

BMI Body Mass Index(体格指数)BMI 32 以上が必要条件

体格指数成人における肥満の程度を表す簡便な指標としてBMI(Body Mass Index)というものがあり体格指数などとも呼ばれます。これは体重(kg)を身長(m)で2回除した(割った)数値です。例えば、体重が130kgで身長が165cm(1.65m)の場合は"130÷1.65÷1.65=47.8"ですからBMIは47.8ということになります。減量手術を受ける候補となるにはアメリカ肥満学会を始めとする欧米の基準ではBMI 40以上です。BMIが40以上では理想体重から男性で約45Kg、女性で約36kgオーバーしているのに相当するといわれています。またBMIが35以上でも糖尿病や肥満関連の心疾患、重症な睡眠時無呼吸などの進行性で生命に危機を及ぼす疾患を合併しているときにも適応となりえます。最近の研究で欧米人に比較して日本を含む東アジア人はより低いBMIでも糖尿病などの合併症を伴うリスクが高いことがわかりアジア太平洋肥満外科学会(APMBSS)では手術適応をBMI 37以上、糖尿病などを合併する場合はBMI 32以上としました。現在日本肥満症治療学会の最新のガイドラインによると『減量が主目的の場合はBMI 35以上糖尿病をはじめとした肥満合併症の治療が主目的の場合はBMI 32以上』とされています。手術を強く希望されていてもこの最低基準に満たない場合は原則として手術をすることはできません。

あなたの BMI はいくらでしょうか?

scaleあなたが減量手術の候補者となりうるかはBMIが非常に大切であることは上述の通りです。それでは実際にBMIを計算してみましょう。
下の空欄にあなたの身長(cm)と体重(Kg)を入れて計算のボタンをクリックしてみてください。
BMI計算(JavaScript)

身長  [cm] 体重  [kg] BMI 

どうでしたか?もし、BMIが32未満であれば原則として減量手術の対象にはなりません。もし、35以上あればBMIの条件はクリアー出来たことになります。


LinkIcon手術が出来ない条件はこちら